2023年8月26日、長崎原爆資料館ホールで「ナガサキの郵便配達」~朗読と音楽で紡ぐ平和への想い~を開催しました。
このイベントは、郵便配達中に被爆し、背中に大火傷を負った谷口稜曄氏(2017年逝去・当協会継承部会に長年所属)の被爆体験を基に、元イギリス空軍大佐でその後作家となったピーター・タウンゼント氏が書いた書籍『ナガサキの郵便配達』の朗読と、同書をテーマとした組曲の演奏で構成されました。
組曲を作曲したクラシックギタリストの佐藤洋平氏、長崎OMURA室内合奏団のメンバーによる弦楽アンサンブルと長崎県新人演奏会でグランプリを受賞された中村卓士さんのピアノによるスペシャルアンサンブルと、青少年ピースボランティアや県内高校の放送部による同書の朗読を通して、谷口さんの被爆時の様子や心情が伝えられました。心に染みわたる朗読と、スペシャルアンサンブルとギターの調べを通して、谷口稜曄さんの平和への想いを届けることができたのではないでしょうか。