県外原爆・平和展

長崎の被爆の実相や核兵器の恐ろしさをより多くの方に知ってもらうため、長崎県外で原爆・平和展を開催しています。

開催する自治体等と長崎市の共催で、長崎原爆資料館が所蔵する被災資料や、被爆前後の長崎を捉えた写真、触れることのできる被爆した瓦などを展示します。

原爆・平和展の開催に合わせて長崎から被爆者を派遣し、直接話を聞いていただく機会を設けたり、各地域の戦災にかかる展示や講演などと併せて開催する場合もあります。

令和5年度は、京都府福知山市・東京都千代田区・埼玉県三郷市で開催し、約5,500人の方にご来場いただきました。

※長崎市からの受託事業

来場者の声

ある展示物に目をうばわれました。それは大きなかたまりでした。解説を見てみると「かわら」と書いてありましたが、表面はぶつぶつでした。不思議に思いパネル解説員の方に伺うと、熱で沸騰し泡立って、そのまま冷えて固まったからだと教えて下さいました。かわらが沸騰するなんて考えてもみなかったですし、本や学校で学ぶのと違い、実際に自分の目で見ることは衝撃的な体験でした。たくさんの方に見て頂くことが平和につながり、子供の意識も『自分ごと』にかわると思います。原爆問題は歴史ではなく今の問題で、そして未来の課題だと思いました。(小学6年生)