被爆体験講話について

実際に原爆を体験した被爆者(継承部会員)が、自らの体験を話す「被爆体験講話」を行っています。
原爆投下・終戦から70年以上が経過する今、原爆・戦争を知る被爆者は高齢となり、少しずつお話することが難しくなりつつあります。
直接話を聞くことができる今だからこそ、被爆者から体験談を聞き、戦争の悲惨さと平和の尊さを感じてみませんか?

Lectures about the Atomic Bombing Experience

Lectures are given by atomic bombing survivors from the Inheritance Committee who speak about what they actually experienced in the bombing. Over seventy years have passed since the dropping of the atomic bomb and the end of the war. Atomic bombing survivors with knowledge of both the bombing and the war have all reached advanced ages, making it more and more difficult for them to give talks. The time to hear directly from these people is now. How about listening to an atomic bombing survivor talk about his or her own experiences in order to get a sense of the tragic nature of war and the preciousness of peace?

被爆体験講話の流れ

追悼平和祈念館研究室
(定員:40人)

原爆資料館平和学習室
(定員:130人)

原爆資料館ホール
(定員:345人)

長崎平和会館ホール
(定員:650人)

Q. 上記4つの会場で、平日9:30~17:00に被爆体験講話を実施したい

平日9:30~17:00
会場使用料無料

講話時間約1時間(9:00~20:00)  ※最終開始時間 19:00
被爆体験講話者の高齢化と体調面を考慮し、令和6年9月1日より、9:00~19:00(最終開始時間18:00)に変更となります。
 開始時間が18:00を越える場合は、別途交通費(タクシー代)を負担いただきます。
講話者当協会に所属する方(講話者のプロフィールはこちら
講話者の指名は、申込書が1ヶ月前までに届いた場合のみ受け付けます。
講話
謝礼金
10,000円(交通費込)
講話者に直接お渡しください。なお、領収書が必要な方は、直接講話者へご連絡ください。
一部地域に限り、実費相当分の交通費を別にご負担いただく場合があります。
講話会場長崎原爆資料館(長崎市平野町7-8)周辺
[長崎原爆資料館ホール・平和学習室、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 研究室、平和会館ホール]
その他、長崎市内の貸会場・ホテル(ただし、一部地域は要相談)

感想

小峰 秀孝さんの被爆体験講話を聞いて

小峰さんは、被爆時に足とお腹をひどく損傷し、30分の距離を2時間かけて小学校へ通われたそうです。怪我が気持ち悪いといじめられ、被爆はうつる病気とされていたから、大人になっても被爆者とわかるとお友達がはなれていってしまうこともあったそうです。

何事も諦めず、強く乗り越えてきた小峰さんが「人間頑張れば何でも出来る!」とおっしゃった時、思わず涙がこぼれました。人を幸せにしたい、自分の幸せより他人の幸せを優先したいと思って生きていらしたお人柄にふれて『核抑止力』なんて大人の言い訳に感じました。本当は思い出したくない悲惨な体験を、これまで何度も繰り返しお話しして下さった小峰さんの想いを、私も言葉の力を信じ、1人でも多くの人に伝えます。核のない世界を実現する為に、私も一歩踏み出します。

東京都 小学6年生

小峰秀孝さんの被爆体験講話の様子

羽田 麗子さんの被爆体験講話を聞いて

羽田麗子さんと下村せりあさん

小学1年生の羽田さんが、どんな思いで苦しまれている方々に、一生懸命水を運ばれていたのか、私には想像することもできません。今、羽田さんとの3つの約束を心掛けて、学校生活を送っています。

1.命は大切に、人の命も大切に 2.差別をしない 3.必ず話し合いで解決

私と繋がりのある学校の先生や友達、そのお父さんお母さん、また地域の方々、広く広く羽田さんとのお約束を伝えていきます。二度と戦争の起こらない世の中をつくります。核を持たない勇気を持ちます。

私たちにも出来る、平和への第一歩です。これからも平和についての学びをずっとずっと続け、伝えていきます。

早稲田実業学校初等部6年2組 下村せりあ

築城 昭平さんの被爆体験講話を聞いて

被爆者の方が言っていた「核兵器がこの世にある限り、平和はこない」僕はこれを聞いたとき、平和とは何だろうと考えました。不自由ないこの生活を、僕は平和だと思うし、嫌なことがあっても、戦争がないだけでも平和だと思いますが、被爆者の方の講話を聞いて、改めて平和について考えるきっかけになりました。
 
築城さんの原爆の体験談を聞いて他人事ではないということを改めて感じました。やけどの話など生々しいリアルな声が聞けて戦争の怖さを感じさせられました。平和について考えさせられるとてもよい機会になりました。もしかしたら原爆を体験した方からお話を聞ける最後の世代かもしれないと聞いて、この経験を伝えていきたいなと思いました。

豊川高等学校 2年生

築城昭平さんの被爆体験講話の様子

被爆体験講話Q&A

ー 講話の申し込みに関する質問

Q 講話はどこで実施できますか?

A 長崎原爆資料館、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館の他、長崎市内(ただし一部地域は要相談)のホテルや貸会場などで実施できます。
ただし、屋外での実施はできません。

Q 申し込みはどうすればいいですか?

A 長崎原爆資料館、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館、平和会館での実施をご希望の場合は、当協会ホームページから仮予約が必要です。仮予約方法については、こちら(Yesシステムにリンク)をご参照ください。
上記以外の長崎市内会場での実施の場合は、各会場へ直接お問い合わせいただき、ご予約ください。
実施会場が確定後、こちら(Noシステムにリンク)をご参照ください。

Q 講話の申し込みは、いつからできますか?

A 講話実施日の1年前から1ヶ月前まで受け付けます。
長崎原爆資料館ホール・平和学習室、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館研究室、平和会館ホールの会場の仮予約(インターネット予約)も、1年前の同日から受け付けます。

Q 講話者の指名はできますか?

A 実施日の1ヶ月前までに協会に申込書が届いた場合のみ、ご指名いただけます。

Q 講話の時間はどのくらいですか?

A 約1時間です。

Q 講話は何時からできますか。また、何時までできますか?

A 開始時間は午前9時、終了時間は午後8時です。この時間帯の中で、1時間をご予定ください。
ただし、長崎原爆資料館ホール・平和学習室、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館研究室、平和会館ホールでの実施の場合には、時間枠の設定がありますので、ご注意ください。
被爆体験講話者の高齢化と体調面を考慮し、令和6年9月1日より、9:00~19:00(最終開始時間18:00)に変更となります。
開始時間が18:00を越える場合は、別途交通費(タクシー代)を負担いただきます。

Q 講話者の決定通知はどのように届きますか?

A 実施日1カ月前を目処に『被爆体験講話者決定通知メール』を申込団体、旅行代理店へ送信します。

ー 講話謝礼金に関する質問

Q 講話者への謝礼金はおいくらですか?

A 講話者1人1回につき、10,000円です。交通費も含みます。

Q 領収書はもらえますか?

A 領収書が必要な場合は、事前に講話者へご連絡ください。